17才 旅立ちのふたり
女子高生の瞳は、学校での勉強に意味を見いだせず退学する。しかし、自由気ままに過ごすことにも迷い悩んでいる。瞳は名前も顔も知らないメル友の女子高生、“あゆみちゃん”にメールで心境をうち明けた。料理教室に通おうと思っているという、あゆみちゃんのメールに刺激された瞳は、“顔を合わせない”という約束で、彼女と同じ料理学校の別コースに通うことになった。歌って踊れる名物講師・ドルチェ坂井が教えるイタリア料理コースで、瞳は料理に挑戦。グループの仲間は、中年九州男児の関根、老紳士・中条、元国際線スッチーの千葉だ。瞳は、変な味のスープをや、カ墨を仲間にまき散らしたりドジばかり。料理の腕は一向に上がらないのだ。しかし、あゆみちゃんの励ましのメールと母親からのアドバイスに少しずつ元気づけられていく。次の教室で瞳は、初めて美味しいリゾットを作った。瞳にもようやく料理の楽しさがわかってきたようだ。ある日、グループ対抗の料理コンテストが行われることになった。隣のグループでは一流レストランの次期経営者・今野が、芸術的な盛り付けまで披露している。瞳も張り切って料理を始めるが、不注意からコンテストを中止にしてしまう大トラブルを巻き起こしてしまう。さらに、あゆみちゃんの驚くべき正体まで発覚。瞳は打ちのめされ、料理への情熱はどうなるのだろうか。